No.301

昨日久々にもののけ姫見た話
オタクなので無駄に長いです

自分が年寄りになったのでしょう、見方が変わりすぎてて悲しくなった
戦国時代とはいえ武家の生まれでもなくどう考えても人を殺す訓練を受けるような生活をしてないアシタカがあんなに人を殺して、たぶん元服はしてるだろうけどまだ10代くらいだろうしこの先どんな気持ちで生きていくんや…とか(人を殺してしまったことも含めて呪いなのかなと思っていたので中盤シシ神に生かされて涙を流した理由はそれもあるのかなと思ってたのに、そのあとまた二人殺してるからなこいつ)
カヤにもらった玉刀をあっさりサンにあげるなんてひどい!ってずっと思ってたんだけど、カヤはアシタカの元許嫁(公式設定)でアシタカが追放された後は村で選ばれた別の男に嫁いでるだろうしアシタカもそれをわかってるだろうと考えたらそりゃあの玉刀手放すのも仕方ないわ…という気持ちになったり
なんか某評論家YouTuberがアシタカとカヤの別れのシーンの時にあの2人はセックスしてカヤはアシタカの子供を宿したみたいなこと言ってるの見たことあるんですが、それ一番あり得ない話だと思うんですよね。アシタカは呪いを受けている身だからそんなことしたら大変なことになると思うんですが

もののけ姫って見た目自然vs人間の物語ではあるんですけど人間vs人間でもあり、エボシ様のやってることって弱者(遊女として売られた女とか病気や障害で差別迫害を受けた人々)を虐げる上の人間に抗いたい、そのための力をつけるために森の世界から搾取するという構造になってると思うんですよね。エボシ様は自然界に対して上の人間が自分たちにやってることをそのままやってしまっているというわけです
この構造に気づいてからエボシ様ってめちゃくちゃ魅力的なキャラクターだと思うようになりました(昔ほんとに魅力がわからなくて、なんでアシタカはこの女にこんなに肩入れするんだとすら思ってた)畳む